【PR】

  

Posted by TI-DA at

2014年06月10日

手術3日目

こんな書き出しで申し訳ないのだが、今のボクは歩くことができないのでおしっこがしたくなったら看護士さんを呼んでまたパンツをずり下げられるか、はたまた寝たまま器用にシ瓶で受け止めたのち看護士さんを呼んで出た量を確認してもらう必要がある状態な訳です。

そんな選択肢しかないので、確かに看護士さんにパンツをずり下げてもらうのはご褒美かもしれない、否、間違いなくご褒美でるあるけれど、ボクはとってもシャイなので頑張ってシ瓶に出していました。

この日の朝方もなんとか絞り出したものの、ほかほかの一番搾りを渡すのがしのびなくてちょっとだけ置いておこうとシ瓶を納めとくケースに入れてベッドを倒したその時、ベッドにシ瓶ケースが当たって中身もろとも床にバシャーっと。

もうね、死にたくなった。ほんとに。足の感覚は無いし、変な痺れは続くし、手術した場所は痛いし、おまけに手術の時に剥がした首の筋肉がかなり痛いし。そこへ来ておしっこバシャーだもの。

それでも何とか強く気持ちを持たないかん!と言うことでいろいろポジティブに考えた。ここの病院がこの病気に関しては世界的な病院であること、痛みも痺れも近いうちに治まる、若いからリハビリですぐに歩けるようになるはず!

でもねぇ、ダメなのよ。何がダメかって東京の病院にいるせいで妻と子に会えない。入院前はお見舞いなんて絶対いらん!と言い切ってたけど、いざこの状態になるとやっぱり寂しいなぁなんてセンチメンタルジャーニー。

たぶんこの日が入院生活を通して一番落ち込んでた日になると思う。

そんなボクを優しく癒してくれたのが、皆さんご存知のコイツ!







冗談なんかでは一切無く、窓から見えるこの姿に本当に励まされた。正直バカにしてたけど、実際見てみるとまぁキレイ!恋でもしてんのか?ってくらい赤く染まってる。

一番大変な時にそばにいてくれた。スカイツリーができたって俺は東京タワー派だぜ!と本気で思っている次第です。

実際見てみると感動するよ。いやっ、マジで。  


Posted by ガトー at 12:45Comments(0)

2014年06月09日

手術2日目

寝返りが打てる!俺は寝返りが打てるんだ!と、興奮したのも束の間、現実的な問題に直面する。両足の感覚が殆んどないのだ。

感覚がないのは動かないのとは違う、自分の意思で動かせるのだけれど力加減が分からない。立ち上がろうとしてもどう力を入れていいか分からない、歩こうとしても足をどの位曲げて力をコントロールしたら良いのか分からない。パパはたった一日で赤ちゃんになった。

これはボクだけなのかもしれないのだけれど、麻酔の影響か、はたまた痺れの影響か、それとも体力が落ちただけなのかしれないが、チンコが恐ろしいほど小さくなった。とにかく驚くほどミニマムなのだ。どんな寒い冬の朝でもそうそうお目にかかれないくらい極小サイズ。夏祭りの屋台で売っているひよこのようで可愛い!訳はない。これいつ治るんだろ?誰かボクに取って置きのエロ画像を送ってくれるといいですよ。できれば自撮りの写メがいいですよ。これは人助けですよ。

病室に戻って2時間、可愛い若い看護士さんが来てボクのミニマムチンコにつながれた搾尿の管を抜くと言った。止めて欲しかったけど搾尿の管も邪魔なのでOKすると、その可愛い若い看護師さんが頑張ってボクのズボンとパンツを引きずり下ろした。

あれはレイプだろう。精神的なレイプだ。切に思った、違うんです。普段はこんなに小さくないんです、いやー!見ないでぇー。

管を抜く作業は滞りなく終わった。ボクの心はズタボロでした。倒れそうなカモメ見つめ泣いていました。津軽海峡冬景色でした。

昼になり、ずっと寝てるのもいかんからアンタ車椅子に乗ってロビーで昼飯食べてきなさいと命令され、ベッドから起き上がれないため看護士さんに手伝ってもらいながらベッドから起き上がり、これまたひとりでは全く立てないため看護士さんに持ち上げてもらいながら車椅子に乗った。もちろん移動も看護士さんが押してくれた。食欲は全くなかったけれど無理して口に詰め込んだ。食事も時と場合によっては拷問だと知った。

自分の身体にうんざりしていた頃、また看護士さんがやって来た、ヤアヤアヤア。オシッコ出ましたか?ボクは素直に、出そうだけど出ないんですと答えた。これがいけなかった。

看護士さんは事も無げに言った、じゃあ車椅子用のトイレでしてみましょう、看護士は仲間を呼んだ、看護士の群れが現れた、ボクは逃げだした、しかし周りを取り囲まれていた。

看護士の群れにトイレに強制連行され、ズボンとパンツを脱がされた。さすがに排尿している瞬間は居なかったけれど、ボクの疲れ切った相棒は看護士の群れの晒しものにされた。かなしぬ。くやしぬ。妻が来たら言ってもらおう、いつもはこんなじゃないんですって。

とにかく精神的に参ってしまった手術2日目終了。

P.S. 誰ぞ可哀想なボクにエロ画像を。  


Posted by ガトー at 16:30Comments(0)

2014年06月09日

1日目

手術当日、ボクは全く元気で何の不安も抱えていなかった。この病気に関しては世界有数の病院に入院し、手術スタッフも一番揃っている日を選んでこの日を迎えた、人事は尽くしたのだ。

手術が終われば何事もなく退屈な入院生活を送ってやがて退院するのだろうと甘い考えを胸に全身麻酔のマスクを口に当て、やめろーショッカー!ぶっとばぁすぞぉー!などとひとりほくそ笑んでいた。

何やら声が聞こえて目を覚ますと、両親と妻と子がボクを取り囲んでいた。時間は8時間進んでいた。手術は当然成功したらしい。とりあえず様子を見るということで集中治療室へ運ばれた。
ここで1日何もなければ一般病棟へ帰れるとのこと。医師に促されて両手両足を動かしてみる。問題無し。ボクには何の不安もなかった。

うつらうつらと目を覚ますと3時間が経過、身体が痛い、何でだろう?ベッドが柔らかすぎるのだ。沢山のチューブがボクの身体に繋がったいて寝返りが打てない。最近読んだ本に書いてあった、健常者が何気なく寝返りを打つのは自分の身体を守るためである、人間は3日間寝返りを打たせないでいると筋力が落ちて立てなくなる。嘘っぽい気がするけどほんとかもしれない。ここから出られるのは早くてもあと13時間後、背中が無茶苦茶痛い、死んでしまふ。

そんな痛みに負けながら何とか眠りに着いたけれど、やっぱりすぐに起きてしまう。七転八倒していると、ついぞ両足が痺れ始めた。徐々に、ゆっくりゆっくりと痺れが広がってくる。看護士さんを呼んで異変を告げるとボクの足を持って何やら言っている。でもおかしい、目の前で看護士さんが触っている足は確かにボクの足だけれどボクには触られている感覚がないではないか。

医師が来ていろいろボクの足を弄って言った。大丈夫です、これはきっと一時的なものですからリハビリをすればきっと治ります。有難い言葉ではあったけど、入院生活をストロベリーシェークよりも甘く考えていたボクにはそのダメージは大きかった。

寝返りが打てない痛みと少しずつ強さと範囲の広がる足の痺れ、それに加えて隣の病室のジジイが酸素濃度が低くなっていて自分の身体がヤバイのに酸素マスクを外して変なストライキを始めたものだから夜の12時を過ぎてからは全然眠れない。結局集中治療室を出るまで一睡も出来なかった。

朝の9時、看護士さんの見立て通りボクは自分の病室に帰ってきた。その頃にはヘソから下の感覚が殆んどなくなっていたけれど、寝返りが打てる、その一点が他の苦しみよりも遥かに大きな喜びをもたらした事をボクは忘れない。  


Posted by ガトー at 15:36Comments(0)

2014年06月08日

光陰矢の如し

肛門屁の出口とはよく言ったもので月日の経つのは非常に早い。前回の更新がいつだったのかすら、スマホから投稿しているとよく分からないのです。と、てぃーだブログの管理人さんに超ライトユーザーから文句をつけてみる。

何を思って突然投稿したのか、そう、それは世間で言うところの失って初めてその大切さがわかるもの、親と健康とセロハンテープである!

である!なんて強調して言ったけど、親は無事だから安心して欲しいし、セロハンテープはコンビニで手に入る。失ったのは健康であり、現在入院中だ。

脊髄に異常が見つかったのが2ヶ月前、手術を受けたのが3日前、手術は成功したのだけれど場所が場所だけに簡単にはいかず今はまあアレだ、いろいろ大変なんだ。

基本的にやることがなくて暇潰しを見つけないといかん!看護士さんの尻を目で追うくらいしか思いつかんのだけど、そればかりやってるとボクの待遇が悪くなる恐れがある、いろいろ考えた闘病記でもつけてみようかと思い至った訳です。
今回ばかりは自分のためなのでちょこちょこ更新していけたらと思ってます。  


Posted by ガトー at 19:58Comments(0)

2012年12月15日

頑張った

まあアレだね。子供はかわいいね。とてつもなくかわいいよ。
でも世の中の親たちがうちの子が一番かわいいなんてことを臆面も無く言うのを聴くと、こういう親にだけはなりたくないと思う。冷静な判断ができていないから。だって宇宙一かわいいのは間違いなくうちの子に決まってるじゃん。あーやだやだ。
昔見たザ・モモタロウっていうプロレス漫画でこんな言葉があったよ。
「胃の中のおかず大腸を知らず」って。
意味は無いんだ。ただ思い出しただけ。

思いつくままに書き出してみたもののこれからどうタイピングしていけばいいのか既に袋小路に突入している。
とりあえずこのブログは育児日記にでもすればいいのか?1年以上放置しておいて今更育児日記?さんざん息子の成長ポイントを通過しておいて何故今更?という疑問が湧かないことはないが都合の悪いことからはなるべく目を背けることをモットーにして今までうまいこと生きてきたのでその方針からは目を背けないことにしよう。

とりあえず今日はここまでだ。肝心の育児に関することどころか、息子についても奥様についても触れていないけど今日のボクはよく頑張った。中身が無いじゃないかとお怒りの貴方。このブログに中身があったことがあっただろうか?
よく頑張って更新した。今日はそのことを誉めて欲しい。ではさらば。
  


Posted by ガトー at 01:24Comments(2)