2014年06月09日

手術2日目

寝返りが打てる!俺は寝返りが打てるんだ!と、興奮したのも束の間、現実的な問題に直面する。両足の感覚が殆んどないのだ。

感覚がないのは動かないのとは違う、自分の意思で動かせるのだけれど力加減が分からない。立ち上がろうとしてもどう力を入れていいか分からない、歩こうとしても足をどの位曲げて力をコントロールしたら良いのか分からない。パパはたった一日で赤ちゃんになった。

これはボクだけなのかもしれないのだけれど、麻酔の影響か、はたまた痺れの影響か、それとも体力が落ちただけなのかしれないが、チンコが恐ろしいほど小さくなった。とにかく驚くほどミニマムなのだ。どんな寒い冬の朝でもそうそうお目にかかれないくらい極小サイズ。夏祭りの屋台で売っているひよこのようで可愛い!訳はない。これいつ治るんだろ?誰かボクに取って置きのエロ画像を送ってくれるといいですよ。できれば自撮りの写メがいいですよ。これは人助けですよ。

病室に戻って2時間、可愛い若い看護士さんが来てボクのミニマムチンコにつながれた搾尿の管を抜くと言った。止めて欲しかったけど搾尿の管も邪魔なのでOKすると、その可愛い若い看護師さんが頑張ってボクのズボンとパンツを引きずり下ろした。

あれはレイプだろう。精神的なレイプだ。切に思った、違うんです。普段はこんなに小さくないんです、いやー!見ないでぇー。

管を抜く作業は滞りなく終わった。ボクの心はズタボロでした。倒れそうなカモメ見つめ泣いていました。津軽海峡冬景色でした。

昼になり、ずっと寝てるのもいかんからアンタ車椅子に乗ってロビーで昼飯食べてきなさいと命令され、ベッドから起き上がれないため看護士さんに手伝ってもらいながらベッドから起き上がり、これまたひとりでは全く立てないため看護士さんに持ち上げてもらいながら車椅子に乗った。もちろん移動も看護士さんが押してくれた。食欲は全くなかったけれど無理して口に詰め込んだ。食事も時と場合によっては拷問だと知った。

自分の身体にうんざりしていた頃、また看護士さんがやって来た、ヤアヤアヤア。オシッコ出ましたか?ボクは素直に、出そうだけど出ないんですと答えた。これがいけなかった。

看護士さんは事も無げに言った、じゃあ車椅子用のトイレでしてみましょう、看護士は仲間を呼んだ、看護士の群れが現れた、ボクは逃げだした、しかし周りを取り囲まれていた。

看護士の群れにトイレに強制連行され、ズボンとパンツを脱がされた。さすがに排尿している瞬間は居なかったけれど、ボクの疲れ切った相棒は看護士の群れの晒しものにされた。かなしぬ。くやしぬ。妻が来たら言ってもらおう、いつもはこんなじゃないんですって。

とにかく精神的に参ってしまった手術2日目終了。

P.S. 誰ぞ可哀想なボクにエロ画像を。



Posted by ガトー at 16:30│Comments(0)
 
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